GA ギャンブラーズアノニマスのこと

  • 2014.02.27 Thursday
  • 06:35
 ブログを1年もやっていると、同じようなことを書いてしまうことがあります。前から見ていない方もいらっしゃると思うので、またかという内容でもお許しください。

 昨日の夕方は板橋Cityマラソンにエントリーしている利用者の方2人を誘って走りに行きました。町田まで往復20km走るつもりでしたが、土曜日のYさんとのビルドアップ走と、日曜日の皇居20km走の疲れがあり、7km走ったところで引き返しました。それでも14.5km走りました。今日は脚がパンパンです。板橋Cityマラソンまで3週間と少し、今の疲労MAXは予定通りです。

 話は変わります。7〜8年くらい前までのワンデーポートは夜はGAに行くことが絶対でした。しかし、利用者の側に立って見ると、一律にGAはよくないのではないかと考えるようになりました。GAに行くことで、辛い気持ちになったり、ストレスになる人が少なくなかったのです。そこで、一人ひとりのニーズや背景を考えてGAを勧め、合わないと思う人は別の方法を勧めたりするようになりました。
 結果は、利用者の社会参加率はアップしましたし、利用者も前向きにワンデーポートで生活できるようになりました。
 そんな利用者の姿を見る中で、私自身GAの参加を5〜6年前にやめました。私はGAで助けられた思いがある反面、「ねばならない」という雰囲気に辟易とすることがありました。また、あきらかにGAが合わない別の障害をもった人が、無理解な医療福祉関係者から案内されて来る姿を見なければならないこともつらくなっていました。次第に足が遠のきました。
 よく、GAから離れたらギャンブルをやるといわれていますが、私自身やっていないですし、ワンデーポートのOBも同じような人はたくさんいます。
 いま振り返って見ると、GAの「ねばならない」という雰囲気に違和感をおぼえたのは私の主観で、私にはGAが合わないということだったのだと思います。
 GAはギャンブルの問題を解決する一つので、他の方法も当然あっていいはずです。少し考えれば至極当たり前のことなのですが、一部の専門家や当事者の中では「GAに行ってギャンブルをやめるか、GAに行かないで死ぬのか」という極端に偏った考えたかをしている人がいるのも事実です。こうした考え方で助かる人がいますが、問題解決が逆に難しくなっている人もたくさんいます。私は当事者や家族、支援者には「GAだけ」というアプローチにはリスクがあらることを知ってほしい、認めてほしいと思っています。

 今、ワンデーポートでは夜のカリキュラムは様々です。その人がやりたいと思うことをやってもらっています。GAに行くのもよし、寮で休むのもよし、「走る」のもよしなのです。

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