理解できないことを理解する

  • 2017.10.17 Tuesday
  • 15:11

 

愛知で起きた事件、あえて詳細は記しませんが、パチンコが一因であるようです。でも何らしかの背景があるのだろうと思います。その事件に関してあるSNSで議論になっていて、このブログで〇〇障害に関して記した記事がリンクされていました。

 

その議論を傍観していて思ったのは、育児放棄をして子どもを死なせた事実は事実であり、多くの人はこの親に対して憤りを感じるわけです。たぶん、それが「依存症」であっても、他の障害があったとしてもあまり関係なく、そういうことは「あり得ない」ことで、多くの人にとってはどう考えても人間として絶対ダメなことなのだと思います。

 

で、私はどう感じたかというと、やりきれない思いです。たぶん、社会の中の人たちより、書類送検されたご両親に対しての怒りは感じていないと思います。正直、怒りの感情はほとんどなく、あるのは無力感と虚しさです。たぶん、ワンデーポートの活動を通しての経験がそうさせているのだと思います(依存症だから仕方ないということではありません)。

 

こういう言い方をすると批判されるかもしれませんが、そういう人間は存在するという実感があるからです。〇〇障害と診断が出るかもしれませんし、出ないかもしれませんが、そのように生まれついて、そのように育って、そのような人間になっていく人は世の中には一定数居て、一部は事件を起こすのだろうと思います。でも、それはその人の責任だけではないと思うのです。

ワンデーポートで相談を受けていたり、支援していると自分の経験や基準では理解できない人で出会います。大部分はそういう人ではありませんが、私には支援が無理だと思うのです。ほんの一握りですが、「どうにもならない人」がいるということは17年間で実感してきました。だから、こういう事件が起きると怒りではなく、虚しさなのです。

 

そういう人たちの存在を、病気だからとか、依存症という言葉や、〇〇障害という言葉で社会に伝えたとしても、一般の人に理解をしてもらうことも、怒りを収めることもできないと思います。

 

ただ、思うのは、理解できない人たちに病名や障害という名前を用いないで、理解しようとする人が増えたら、「理解できない人」も救われるし、生きる場所を見いだせるかもしれないと思います。そして、そのような社会こそ、依存の問題やその他の障害を持つ人にとって真の意味で優しい社会になるのではないかと思うのです。

 

わけがわからないことを徒然に書いてしまいました。あえて、抽象的に記したので、どういうことかわからない人もいると思いますが、私に会ったときに「どういう意味なんだよ」と聞いてください。

 

 

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